メインメニュー
ダンボールコンポスト研究所
今月の花・野菜の種
対馬花図鑑
やまねこんのブログ
対馬の自然シリーズ
つしまやまねこ伝説
対馬の歌シリーズ
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

トップ  >  和多都美神社

 

名神大社 和多都美神社
〜神話浪漫への誘い〜

         

 

 対馬にはおよそ十ヶ所ほどの和多都美の社があります。豊玉姫を祭神としている神社が多く、和多都美の伝説に連なる由緒を語っている社も少なくない。まさに対馬は和多都美(海神)の国といえます。その分布の中心は浅海湾です。古事記によれば、海幸彦は海で漁をするのが得意で、山幸彦は山で獣を狩るのが得意だった。あるとき山幸彦は海幸彦を説得してお互いの狩りの道具を交換して獲物をとることにしました。ところがうまくいくどころか、山幸彦は兄の大事な釣り針を波間に失ってしまいました。山幸彦は兄に許しを請うたが許してもらえません。そこで、自分の剣から千本の釣り針を作りもしたがダメでした。山幸彦が海岸でしょんぼりとしていると、波間から「塩椎神」が現れて小舟を作ってくれてこれで海神の宮に行けば、海神の娘(豊玉姫)が相談にのってくれると教えてくれました。山幸彦は教えられたまま海神の宮に行き、桂の木に上っていると豊玉姫が現れお互いに一目ぼれして結婚しました。
やがて3年が過ぎ、山幸彦はここにやって来た本来の目的を思い出した。そして、そのことを妻に話すと豊玉姫は父である海神に相談しました。
兄の釣り針のことを話し聞いた海神は、海の魚たちを召び集めたところ、喉に釣り針をかけて物が食べられずに病んでいた赤鯛を見付けました。
海神が釣り針を取り出して山幸彦に渡し、呪文と不思議な2つの玉を与えました。そして山幸彦は妻をおいてもとの家に戻って行きました。我が家に戻って来た山幸彦と海幸彦との間で再び争いになりますが、不思議な玉のおかげで山幸彦が勝利し海幸彦は山幸彦に忠誠を誓います。その後、夫の後をおって山幸彦のもとにやってきた豊玉姫は山幸彦の子を妊娠してました。夫に『私がお産をする姿を見ないでね。』と言われていたにもかかわらず見てしまった。なんと豊玉姫は竜蛇の姿をしていたのだった。豊玉姫は夫を恨んで我が子をおいて海へ帰って行ってしまいました。ところが、やはり我が子が心配になり、豊玉姫は妹の「玉依姫」に子どもの世話をたのみました。やがてその子が成長し「鵜葺草葺不合神」となりました。そして、玉依姫は彼の妻となり4人の子を産んだ。その第4子が後の「神武天皇」です。
この海幸彦・山幸彦伝説に出てくる海神の国はまさに対馬とする説があり、「玉の井」や海神にまつわる満珠瀬・干珠瀬など多くの古跡が遺っていることから、海宮の伝説があったとされています。満潮の時は社殿の近くまで海水が満ち、その様は龍宮を連想させます。
神話の豊玉姫は御子を出産する時竜蛇の姿に化したということから、その御子も蛇体であったはずです。社前の海辺に「磯良恵比須」と呼ばれる自然の石があり、伝説では磯良の墳基という。磯良とは、豊玉姫の子、「鵜葺草葺不合神」の別名と考証されています。社前の海底に竜宮の門があるという言い伝えも、海神神話に通じるものがあります。また、俗に伝説として、「和多都美神社の御神体は『白い蛇』だという話があります。社殿再建の際、神殿の中に白蛇がいたという話まであります。昔の人達は、社殿の裏の松の木に蛇が上っているのを見て、「神様が遊んでござる」と話したという。海神が蛇体であったことがよく表現されています。
和多都美神社の社殿は、広大で深い原始林に囲まれており、多くが照葉樹林で成っています。地面には北方系、大陸系あるいは高地性の植物が海岸近くまで混成して生えていて、その社殿の裏の森の中に豊玉姫の聖地があります。周りを背の高い木が取り囲み日中でも少し薄暗いですが雨上がりにそこに入るとキラキラした緑の葉と光のカーテンのような木漏れ日があたり一面に差し込み、なんとなく神話の世界に引き込まれそうな気持ちになります。   

仁位の和多都美神社(古典神話と同じ由緒を物語る神社)
対馬市豊玉町仁位55電話0920-58-1488

6.龍木 (りゅうぼく 注:編集部ネーミング)
「海水から逃れるために、奥へ奥へと延びていった」と宮司さんは語る。この松の木はまさに龍神の姿のようだと観光客を賑わせる

7.磯良恵比須(いそらえびす)
岩の背面に鱗状の亀裂があり、まさに磯良自信の姿ではないかと思われる

8.豊玉姫出産の地ともいわれる玉の井

10.和多都美神社で売られている真珠のお守り。
山幸彦は手にした真珠を豊玉姫の涙として、大切に実につけていたそうです


参考文献
・対馬歴史観光
永留久恵著者(資)杉屋書店
・海神と天神 対馬の風土と神々
永留久恵著者・白水社
(井上香織)

ガイドの問い合わせ、お申込は

やんこもどっとこむに連絡下さい。

 

 

プリンタ用画面
友達に伝える
前
黄金の泉(内院)
カテゴリートップ
美しい対馬
次
スキューバダイビング

新しくコメントをつける

題名
ゲスト名   :
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ

コメント一覧