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第5回   ツシマヤマネコの近況 平成9年6月1日

 例年になくツシマヤマネコの死体発見が続いている。五月に保護された後死亡した雄の個体に続いて、六月十八日朝、上県町中山でも雄のツシマヤマネコの死体が発見された。体長八十cm、体重三千二百gの成獣で、頭部に交通事故が原因と思われる損傷があった。琉球大学の研究グループが、発信機を装着して生態調査をすすめていた三匹の内の一匹と見られている。実に残念な事である。
三月末に保護された雄の個体は、様々な検査が終了し、現在結果待ちの状態ということである。何とか健康体であって欲しいと祈るばかりである。
先に行われた調査の結果、ツシマヤマネコのFIVは、野良猫や家猫からの感染の疑いが濃厚となった。結果は発表されたものの、今だ具体的な解決策は未定のままである。
肝心のツシマヤマネコはなかなか捕獲できないし、家猫はもちろん、野良猫とて勝手に処分したり去勢したりすることもできない。難しい問題である事はわかりすぎる程わかるが、それでも我々としては、国や県に何らかの行動を見せていただきたいのである。
前ページでも紹介した通り、上県町佐護に野生生物保護センターが完成し、近く公開される運びとなった。拠点施設ができた事により、より一層のツシマヤマネコの保護、啓蒙活動が進む事を期待したい。今のままでは遠からずツシマヤマネコは姿を消し、十数年後にはヤマネコ博物館に名前が変ってしまい、「かつて対馬にはヤマネコがいました」などということになりかねないからである。我々としても、ツシマヤマネコ保護に関わる様々な個人、団体、機関等に取材し、あらゆる情報を誌上にて発表していきたいと思っている。それがわずかでもツシマヤマネコの保護に役立つと信じているから。

平成9年6月1日発行 やまねこプレス5号 やまねこ学校より抜粋

 

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